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しゃくりが停まらない 柿のへた含む漢方薬有効

平成20年9月9日掲載

質問

79才の男性。8月末に突然しゃっくりが出て止まらなくなりました。開業医を受診すると薬局と相談しましょうとのことで、芍薬甘草湯エキス顆粒が処方されました。30年前から血圧降下薬を飲んでいるため、血圧が高くなるから連用はできないと言われ3日分だけくれました。何かいい特効薬はありますか。

回答

しゃっくリは日常誰もが経験することで、そのほとんどは短時間で自然に消失し、あまり問題となりません。しかし、長く続くと非常に煩わしく不快で、食事や睡眠にも障害になります。しゃっくりは、間欠的に起こる横隔膜のけいれんで、長時間続くものは高齢者に多く、なぜか男性が多いようです。

治療は、漢方薬では芍薬甘草湯がよく用いられますが、柿のへたを煎じたものにも優れた効果があります。柿のへた20個を200ミリリットルの水で約100ミリリットルになるまで煎じます。柿のへたは漢方薬を扱っている薬局で求めることができます。

また、柿のへたを含む漢方薬の柿蒂湯(シテイトウ)エキス製剤(商品名:ネオカキックス)はしゃっくりを適応として薬局で市販されています。

物理的には、乾いたガーゼのようなもので舌をつかみ、30秒ほど強く引っ張ってもらうと、のどの奥への刺激によって、しゃっくりを止める効果があるようです。

しゃっくりがなぜ起こるのか完全にわかっていませんが、処方された漢方薬をのんでもまだ頑固に続くようでしたら、再度医療機関を受診しましょう。

大石順子 社団法人静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター主幹

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