健康食品で効果が倍増?---薬の効果抑制することも
平成21年9月24日掲載
薬を服用してもなかなか治らないから、健康食品やサプリメントで治療効果をあげようと思っていませんか?
健康食品は食品なので薬と一緒にとっても問題はないように思われますが、ふだん当たり前に口にしている食べ物にも、薬の効果に影響を与えるものがあります。
たとえば、納豆やブロッコリーは血液凝固防止薬(ワルファリン)の作用を弱め、グレープフルーツは高血圧の治療薬であるカルシウム拮抗薬などの作用を強めることがわかっているため、これらの薬をのんでいる場合は食品に注意が必要です。
同じように、健康食品にも気をつけたほうがよいものがあります。とくに気をつけたい健康食品のひとつに、セントジョーンズワートがあります。薬の効果を減少させてしまう可能性があることが報告されたため、旧厚生省から、医薬品を服用する場合はセントジョーンズワートの摂取を控えるなど注意するように通達が出されています。
このほかにも、健康食品をとることにより、病状が悪化したり、治療薬の作用を強めたり、反対に弱めたりと影響を与えることがあります。
まだまだ、健康食品に関しての臨床研究が遅れているために、現在わかっている医薬品との相互作用はほんの一部でしかありません。
そのため医薬品を服用している人は、安易に健康食品を利用することなく、本当にとる必要があるかどうかを含めて、必ず、医師又は薬剤師に相談してください。

静岡県薬剤師会 医薬品情報管理センター
所長 大石 順子