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静岡新聞「薬の相談室」

紫外線多い5月、しみ対策は—日傘、帽子、クリームで 防御指数を目安に選択

質問

32才の女性。5月は一番紫外線が多くなると聞いて対策をしなければと思っています。市販されているしみに良い薬などを教えてください。

回答

1年で最も日が長くて太陽も高くなるのは6月ですが、梅雨のため日照時間が少ないので5月は真夏と同じくらい紫外線が多くなります。その紫外線から皮膚を守るためにメラニン色素が作り出され、沈着したものが日光黒子(老人性色素斑)と呼ばれるしみです。この他に、そばかす(雀卵斑)、肝斑(かんぱん)、炎症性色素沈着、対称性真皮メラノサイトーシスが代表的なしみです。

いずれのしみも紫外線が直接の原因とならなくても悪化することがあるので、日差しを浴びないように日傘や帽子、日焼け止めクリームなどを使いましょう。日焼け止めクリームには、SPFと、PAによる強さの表示がありますが、紫外線を恐れるあまり、強い日焼け止めを使ってしまっては、皮膚への負担が大きくなるので、状況に合わせて選択してください。

市販薬には、メラニンに作用するアミノ酸の一種であるL-システインやビタミンCだけでなく 、ビタミンE、トラネキサム酸が配合された製品がありますが、トラネキサム酸は肝斑のみに効果がある第一類医薬品なので、薬剤師に相談して購入してください。

健康的で、美しく白い素肌を手に入れるためには、毎日の生活習慣、食事、基礎ケア方法をまずは見直し、しみの治療には適切な医薬品を選択しましょう。

(社)静岡県薬剤師会・医薬品情報管理センター所長
大石順子

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